本記事は作品の結末や重要なネタバレを含んでいます。
『913』
登場人物
堀川次郎 … 語り手 図書委員
松倉詩門 … 探偵役 図書委員
浦上麻里 … 元図書委員
概要
元図書委員の先輩、浦上麻里より、開かなくなった金庫の開錠の依頼を受けた主人公達。
亡くなった祖父の部屋の金庫、手掛かりは「大人になったらわかる」とだけ。
浦上家を訪れ、浦上先輩の姉と母に会う。金庫の開錠の手がかりを探す二人、書斎にある本がヒントになっていることに目付けるが、浦上家を訪れてから違和感を感じていた。
結末(反転して表示)
浦上家だと思っていた場所は他人の家だった。浦上先輩とその家族は、他人の家の資産を狙っていた。その為、金庫の開錠を専門業者に依頼せずに推理の得意な学校の後輩に依頼していた。真相を見抜いた松倉詩門は帰ったふりをして屋内を捜索、寝たきり状態の老人を発見する。堀川次郎は金庫の暗号を浦上家に披露。暗号は本の分類記号を使ったもの。「タスケテクレ」という暗号が隠れていた…という嘘の暗号を披露し時間を稼ぐ。松倉が呼んだ救急車が来たことで二人は浦上家を後にする。本当の金庫の暗号で開いた中身にあったものは、思い出の写真アルバムと子供の絵。資産などは入っていなかった。
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