読書感想「BCGデジタル経営改革 デジタルで新事業、新商品・新サービスを創る」BCG編 日本経済新聞出版社

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デジタル・トランスフォーメーションについてビジュアルな誌面で詳しく解説した本

要約

AI、ブロックチェーン、MR(複合現実)等のイノベーションが次々と起こる現代社会

デジタルを活用した革新的な商品・サービスは年単位の計画では時代の変化に対応することは難しくなっています

現在のスピード感に即した商品・サービスを提供するにはどうすれば良いのか

当書籍では、「アジャイル」と呼ばれる考え方を取り入れる事で、業種や事業規模を問わずイノベーションの実現や生産性向上に大きな成果を得られると提言しています

アジャイルとはシステムやソフトウェアの開発手法で使われる言葉で「素早い」「機敏な」という意味があります

アジャイル型の手法とは文字通り敏捷さを特徴とする仕事の進め方の事です

従来型の手法はウォーターフォール型と呼ばれるものです

期日等のゴールに基づいて綿密な計画を策定

計画を関係者間で共有合意し計画通りに進めていくものです

それに対してアジャイル型とは最終形を当初から決めません

数あるニーズの内で優先度の高そうなものを絞り→市場で試し→顧客からのフィードバックを反映させ→さらに改良した商品を出す

有望なアイデアはいち早く試し、ダメなアイデアは捨てる

この一連のサイクルを高速で重ねて徐々に多くのニーズを満たしていきます

アジャイルとはこのように短いサイクルで改善を図って行く仕組み・考え方です

しかし100%アジャイルの手法が優れているということではなく、ウォーターフォール型で進めたほうがが良い場合もあります(建築など)

その場合に於いても一部アジャイルの考えを取り入れる(設計企画段階など)事で組織全体の生産性の向上につなげることが出来ると、当書籍では示しています


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