行政、企業、医師、大学など様々な立場から医療AIやビッグデータに関して語っている書籍です
少し前の書籍ですが、現在の状況と照らし合わせると答え合わせにもなります
下記にあげられるような有名企業の取り組み事例について紹介されていたので一部抜粋します
IBMの取り組み
「Watson」は、IBMが開発した質問応答システム・意思決定支援システム
医学を中心とした生命科学論文2600万件 以上を学習している
東京医科歯科大学研究所でのがん研究の事例などを紹介
思うような治療成果が出ていなかったがん患者の診断に、2000万件以上の論文を学習したワトソンを利用
その結果、10分ほどで別の特殊な白血病だと見抜き、抗がん剤の種類を変えるよう提案した事例がある
Apple(アップル)の取り組み
ヘルステック(アプリやクラウドサービスを使って手軽に健康管理ができる技術のこと)分野で主導権を狙う
iPhoneに標準搭載のヘルスケアアプリ、患者情報の一元集約を目的としたメディカルID、アップルウォッチなどのウェアラブルデバイス等を代表に
既に多数のユーザーを抱えているアップルは、医療系スタートアップの買収を盛んに行うなど、ヘルスケア業界においてもプラットフォームビジネスを展開する体制を整えている
Alphabet (アルファベット=Google)の取り組み
アップル同様にヘルスケア業界への展開を図っているが、先端医療に関わる異なるアプローチも見せている
“ X ”というGoogleの機密施設によって、次世代技術の開発を担う子会社ではヘルスケア領域もターゲット
長寿・不死と言ったSFにも近い分野の最先端研究にAIを活用している
※Xの拠点は2箇所、ひとつはGoogle本社の内部、もう一つはサンフランシスコ・ベイエリアのどこかで正確な場所は公表されていないとのこと
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